2014/03/26

HPA_Naviとちょっとすごいロガーの比較

作製しているHPA_Naviシリーズとよく似た機能を持つちょっとすごいロガーが購入できるようになりました。
作っている側としてはこの2つは全く別のコンセプトの2つのロガーという印象を持っているのですが、どうもそのあたりの差がわかりにくいらしいので主要部品と機能などを表にまとめてみました。

HPA_Navi II
(無印の機能もほぼ同じ)
ちょっとすごいロガー備考
マイコンCypress
PSoC 5LP
(80 MIPS)
Silicon Laboratories C8051F381
(48 MIPS)
GPSublox LEA-6T
(搬送波位相取得可能)
ublox NEO-6M
(搬送波位相取得可能なものも製作予定)

慣性センサMPU-6000
(DMP有効)
MPU-6000
(DMP無効)
3軸加速度+3軸ジャイロ
地磁気センサHMC5983MAG3110性能差は不明
気圧センサMS5611MS5611
電源LTC4415+TPS6300X
USB/1.7-5.5Vの電池
USB経由の充電機能はなし
LTC3550
USB/リチウムポリマ電池
USB経由の充電機能付き
HPA_Navi IIの電源回路はリチウム1次電池の使用も想定
ログ記録媒体microSDmicroSD
デジタル入出力5V系 8ch, 3.3V系 8chなし?GPIO x2, I2C 1ch, UART 1ch対気速度・回転数・高度センサ等
サーボ出力8chなし
アナログ入力8chなし操舵角センサ・ピトー管等
アナログ出力4chなし
XBeeスロット 2chなしXBeeの他にBluetoothなども
サイズ直径80mm = 5027 mm^226 x 36 mm = 936 mm^2
サポートソフトウエア3Dモデルを表示する地上局
データ変換ツール類
(Chrome Apps)
グラフを表示する地上局
データ変換ツール類
(C#)

表からわかる通り、搬送波位相・DMPの項目を除いて慣性・地磁気・気圧センサ・GPSのデータを取得・記録するロガーとしての機能はほぼ同じです。

大きな違いは外部入出力の有無にあります。
HPA_Naviは人力飛行機用として設計されていて、対気速度センサ等を最大36chまで入出力できるようになっています。
このためサイズがちょっとすごいロガーに比べて大きくなっているので、シンプルな慣性・GPSロガー機能のみが必要な場合には、基板の取り付け等を考えるとちょっとすごいロガーのほうが便利です。

シンプルでコンパクトな慣性・GPSロガーが欲しい方はちょっとすごいロガーをどうぞ!

2014/03/20

伊豆大島打ち上げ実験場のGPS予報

伊豆大島で行われるロケット打ち上げイベントでHPA_Navi IIが使われるということで、期間中である3/21-3/23のGPS予報をしてみました。


運が悪くなければ7-9基の衛星が仰角15度以上に見えそうです。

また、搬送波位相を使った精密解析を行う際に必要になる電子基準点の座標と射点の距離を求めてみました。
射点、電子基準点の座標は以下の通りです。

射点: 34.73420833, 139.41766666
大島1: 34.784418191, 139.381393752
大島2: 34.686785321,  139.433217263
大島3: 34.761543312,  139.434017151
大島4: 34.737613049,  139.358585849

ここから射点との距離をNGSのツールで求めると、

射点<->大島1: 6485 m
射点<->大島2: 5450 m
射点<->大島3: 3382 m
射点<->大島4: 5424 m

となりました。
大島3の電子基準点を使えば基線長3.4 kmですが、1周波でFix解を求めるのは厳しいかもしれません。