2013/04/27

GPSスプリッタ基板発注

以前に作製したGPSスプリッタ基板ですが、仕様を少し変えたものを発注しました。
前回のものは1台の(アクティブ)アンテナに2台の受信機をつなぐことを想定していたので、片側のチャンネルにDCカット用のキャパシタが入っていました。
このスプリッタを逆に2台のアンテナを1台の受信機につなぐために使うと、キャパシタが入っている側のアンテナに給電することができません。
今回発注したものは、片側のチャンネルのキャパシタを取り除き、分岐後の2チャンネルを対称な構造にしました。
それ以外の部分の設計は前回から変えていませんが、パターン図を以下に示します。

表面
裏面
今回基板を発注するにあたって、改めてマイクロ波シミュレーションは行っていませんが、
・前回の基板の実測データが基本的に満足できるものだった
・特性を乱す原因になる非対称性がなくなった
ので、前回と同等の性能が出るのではないかと思います。

基板が届き次第コネクタ等を取り付け、特性評価を行いたいと考えています。

2013/04/23

Sylphide Tools Helper

電装基板のログ解析に使用しているいわゆるSylphide Toolsですが、操作はコマンドラインインターフェースで行わなくてはいけないため、「黒い画面」に不慣れな人には使いにくい部分もありました。
そこで、バイナリ形式のログファイルをCSV形式に変換する指令を出すGUIプログラムをC#で作りました。

以下のリンクからダウンロードできます。

SylphideToolsHelper

環境によってはMicrosoft .NET Framework 4 Client Profileが必要になるかもしれません。

動作中の様子を以下に示します。



使い方はほとんど見たままですが、
1. Tool Dirボタンを押して処理プログラムのディレクトリを指定
2. Log Fileボタンを押して処理するログファイルを指定
3. Out Dirボタンを押して出力ディレクトリを指定
4. 下段のチェックボックスで出力するページを指定
5. Convertで変換開始
です。

異なるページは異なるスレッドに投げているので、複数コアのCPUの能力を活用して処理できるはずです。
Sylphide Toolsにはこれ以外にも様々な機能があるので、操作が複雑にならない範囲で機能を追加していきたいと思います。

2013/04/21

GPSチップアンテナ基板発注

以前手焼きの基板で実験を行ったGPSチップアンテナですが、FusionPCBに基板を発注しました。
今頃になって基板を発注した理由は、様々な姿勢をとり得るロケットに向いているかもしれないと考えたためです。
モノポールアンテナの一種であるチップアンテナは無指向性なので、指向性特性に限って言えば受信に有利であると考えられます。
しかし、OSQZSSのブログで指摘されている通り、マルチパスによる測位精度の劣化を考えると偏波に対する選択性のあるパッチアンテナが有利になります。
以前の比較実験ではパッチアンテナとチップアンテナの性能に大きな違いは見られませんでしたが、マルチパスの大きさは環境依存も大きいので、同程度の性能を持っていると判断するのは早計だったのかもしれません。

ほとんどコプレーナ線路しかないパターンですが、基板のガーバーデータを以下に示します。
表面
裏面
コネクタ等、部品の入手は済んでいるので、基板が到着次第受信できるかどうかの実験を行うつもりです。

2013/04/06

[新電装基板]受注状況

最近は電装基板の実装ばかりしていて技術的なネタがあまりないのですが、生存報告代わりに記事を書いておきたいと思います。

電装基板ですが、(各所での宣伝の効果もあって?)鳥人間とロケット用に計8枚の受注をいただきました。鋭意はんだ付け中ですが、現在までに7枚が完成し、ドキュメントの整備等を行っているところです。
作製中の様子
はんだ付けは数が多いという意味で結構大変でした。
作業環境としてはリフローでの作製も可能なので、残り1枚はリフローで作製し、作業時間や手間などを比較しようと考えています。