2012/09/10

一等三角点(三鷹村)のGPS測位

以前、富士川滑空場のGPS測位という記事で、相対Static測位によってばらつきの少ない測位解が得られることを書きました。
しかし、絶対的な座標がどの程度の精度で合っているかは、Google Earthに表示する程度の手段でしか確認できませんでした。
そこで、緯度・経度が既知の三角点の測量を行って、どの程度正しい座標が得られるのかを検証しました。

測位したのは一等三角点(三鷹村)です。
三角点の構造、歴史を説明する看板
写真の説明文にあるとおり、珍しく平地にある一等三角点です。

最寄りの電子基準点(小金井)との相対static測位をRTKLIBを使って行い、
北緯 35.677701620
東経 139.534315158
高度 95.49 m
という結果を得ました。
赤字は三角点の座標と異なる部分です。
今回は衛星の配置がよくなかったのか解のfix率はあまり良好ではなく、解のばらつきは標準偏差/RMSで10 cm以下、最大で20 cm以下です。
測位のようす。GPSアンテナを標石に乗せて測定した
三角点や電子基準点などの座標は、国土地理院の基準点成果等閲覧サービスで調べることができます。
それによると、一等三角点(三鷹村)の座標は、
北緯 35.677701361
東経 139.534316278
高度 95.62 m
となっています。
測位結果と三角点の座標の比較。図の原点が三角点の位置
両者の差は
南北 2.87 cm
東西 -10.14 cm
上下 -12.88 cm
であり、サブメートルの精度が出ていることがわかります。
また、全ての解は三角点を中心とした半径30 cmの円内に入っています。

この結果から、以前行った富士川滑空場の測量もこれと同等のサブメートルの精度で行われており、ほぼ正しい座標が得られていたのではないかと考えられます。